全自動洗濯機に接続すると配管が破損すると聞いたのですが、だいじょうぶですか。

現在、全自動洗濯機が既に設置されている場合、その間に軟水器を取付けても何ら問題はありません。
配管から蛇口、蛇口からホースを通って全自動洗濯機までの水圧は同じです。その間に軟水器を入れても水圧は変わりませんので配管への影響はありません。

但し、ウォーターハンマーが発生する場合は、水撃低減器か減圧弁を取り付けて下さい。水撃低減器は5000円~7000円ぐらいで市販されています。

※ウォーターハンマーとは、水栓の急閉止で配管内の水が瞬間的に止められることによって一気に水圧が上がり、その結果衝撃音や振動現象のことをいいます。

ウォーターハンマーは水栓を急に閉めることによって起こりますので、ゆっくりと閉めると起きません。
浴室で使用するぐらいの大きさの軟水器の先にストップ式シャワーヘッドを取り付けた場合で考えるとわかりますが、蛇口をひねってもすぐにはシャワーから水は出てきません。これは軟水器の圧力が一定以上になってから、始めてシャワーから水が出てきます。逆にストップ式シャワーヘッドで急に一時止水してもシャワーヘッドからはもちろん水は出てきませんが、水道の蛇口では水が流れたままで軟水器の圧力が水圧と同じになって初めて水の流れが止まります。
このことは軟水器の先で急閉止しても軟水器自身が水をゆっくりと止めていることになります。つまり、軟水器が水撃低減器になっています。
ウォーターハンマー現象を水圧計の針の動きで観察しました。
詳細はこちら

市販の軟水器には全自動洗濯機と直接接続は不可としているメーカーもありますが、これは、軟水器本体に圧力がかかるため、軟水器の故障につながるためです。これらのメーカーのものは、その指示に従って下さい。

全自動洗濯機への接続で注意する点としましては、全自動洗濯機用の軟水器を使用するのと、何らかの原因でホースが外れる可能性も考えられますので洗濯後は、単水栓や混合水栓の蛇口を必ずお閉め下さい。

Category: 蛇口との接続方法について