軟吉くん FRPタイプ、5Lと7Lどちらを選ぶべきでしょうか?

その地域の硬度や使用水量等でご検討ください。

1.軟水の生産量の違いについて
イオン交換樹脂1リットル当たり硬度50の場合で、約700~800リットルの軟水が作れますので5Lタイプで3500~4000L、7Lタイプですと4900~5600リットルを作れます。その後、再生が必要になります。
硬度100の地域ですとその半分になります。

例えば、3人家族で浴槽200Lにお湯をはり、シャワー8L/分で1人あたり5分間使ったとした場合、1日の使用量は200+8X5X3=320リットルになります。
これを5Lタイプと7Lで比較した場合(硬度50の場合)、下記になります。
5Lタイプ
 11~13日
7Lタイプ
 15~18日
上記は硬度50場合ですので、硬度100の場合は上記の半分の日ごとに再生が必要になります。
なるべく大容量の方が再生の間隔が長くなりますので7Lの方をお勧めいたします。

2.タンク容量の違いについて
しかし、なるべく大容量の方が良いですが、混合栓で止水してもシャワーからの水はすぐには止まりません。また、初めて使用する時には軟水器に水が満たされてからシャワーから水が出ますので、水温調整をする時はすぐには確認できません。1番風呂の方は初めに出てくる水を浴槽内に貯めていただくと無駄にならずにすみます。

3.樹脂量による圧力損失
7Lタイプの方が5Lに比べて圧力損失が大きいため水圧の低いところではシャワーの出が悪くなったり、混合栓がミキシングタイプの場合は湯側と水側の水圧が違うためうまくミキシングができないという可能性があります。
シャワーの出が悪くなった場合は、低水圧用のシャワーヘッドに交換すれば使える場合もあります。
また、混合栓のミキシングがうまくできない場合は、湯沸かし器で温度設定を行い混合栓では湯側だけで使用してください。この視点からは水圧の低いところでは5Lの方が良いです。

4.軟水器の高さによる差異
軟水器の高さが10センチほど違いますので浴室内の設置する場所によっては制限されるかもしれません。

従ってどちらにするかは設置場所の環境に左右されますが、1人で使うには5Lタイプ、2~3人家族や硬度が高い地域の方は7Lタイプをお勧めいたします。

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